「お、憐が言ってたのコレじゃね?」
「こんな所に部屋があったのか」
「馬鹿じゃねえの、あの管理人」
「ククッ。こりゃァいい隠れ家だな」

「うわー、何ここ。簡素だなー」
「埃っぽ!!うえー、ちょ、アヤたん掃除しよ掃除!!」
「銀時」
「テメェでやりやがれ!!このボンボンが!!」
「まーまー、落ち着けって」
「羊でも連れて来るか…?いや、持ち出したらあのメガネに何されるか分かんねえし」

「…アヤたんとタカスギは掃除する気ないから俺たちでぱぱっとやりますか」
「おーい花礫、これに水汲んできて」
「ああ」
「いっこじゃ足りなくね?俺も行ってくる」
「まずは窓開けますか」
「そだなぁ。お、冷蔵庫あんじゃん。酒でも入れとくか」
「いいねぇ♪アヤたん、今度何か持って来ようよ」
「好きにしろ」
「おい高杉ィ、お前ェ金持ちなんだからここに持ってくるモンくらい買えんだろ?」
「その代わり俺の酒だ」
「あぁん!??」

「おいこら喧嘩すんなよなー。看板息子同士、仲良くしようぜー」
「新聞紙ねぇの?」
「そこにあるぞ、今日の朝刊」
「濡らして千切って床に撒くと埃が立たない」
「おう、サンキュ」
「……もう俺たちでやろうぜ」
「……そうだな」

「俺日本酒がいいなぁ。スパークリングってのが意外と美味いんだよねぇ」
「おっ、グラサンの割にイケるねぇ」
「ギントキだっけ?今度呑み比べしようか☆言っとくけど、俺ザルだよ?」

「騒がしいな」
「ちったぁ静かに出来ねェのかよ。つか、ここ何に使うんだ?」
「ああ、管理人が看板息子に集まって会話がしてほしいらしく増設したらしい」
「ここの管理人は馬鹿だなァ」
「…だろうな」
「そういやァ、お前ェは前のサイトからの付き合いか」
「………」
「ククッ。まァ、どうせ管理人の愚痴場になるんだろォよ」
「そうだろうな」

「つか、何で與儀いねェんだよ」
「? ああ、そっちのキャラ?」
「長編は與儀オチだろ?」
「いやほら、まだちゃんと決めてないからじゃね?」
「チッ」
「まー、独り身同士仲良くしようぜ。あっちは二人ずつだからな、ちょっと寂しかったんだよ」
「知らね」
「おー…。流石に傷付くなぁ」
「馴れ合いとか関係ねえんだよ。おい、掃き掃除終わった」
「お、サンキュ。じゃあ窓拭きでもしますか」





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