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過激性体験談小説
儚い12


『いま1人?』肝心なことが訊けなかった。かなり飲んでんのか、テンション高いし。美保はさほど酒に強いワケじゃ
ない。前後不覚になるほどは飲まないが、酔うと気が大きくなるところがある。まさか居酒屋についてくような展開に
なるとは思ってなかったおれは、そこで激しく不安になった。90分、2時間、そこで北島から電話。
「もうちょいしたらタクシーで帰るわ」
「…けっこう飲んでんすか?」
「ぼちぼちだよ。真面目だな美保ちゃん。まぁ五分五分かな?」足が震えた。
「小倉弁?可愛いなアレ」そう言って電話は切れた。
電車じゃ間に合わない。タクシーを捕まえる。荻窪の、環八沿いのマンション。渡されてた合い鍵で中へ。
小綺麗にされた部屋。洒落た間接照明。寝室。セミダブルのベッド。ひきつる顔。
部屋の電気を消し、クローゼットの中へ。震える指で美保にメール。【今日はほんとごめんな】。返信はない。
破裂しそうな心臓。誰か助けてくれ。美保の笑顔を思いだす。過去を思い返す。こんなおれに、優しく笑いかけて
くれた。人に心を開く喜びを教えてくれた。未来を思い浮かべる。いつものように、映画館前での待ち合わせ。
ツモリチサトのコートを着た美保。変わらぬ笑顔。大丈夫。大丈夫。大丈夫。
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