ゴホゴホと咳き込んで顔を赤くし、なかなか引かない熱に苦しそうにしているのは五年い組の尾浜勘右衛門だ。

「風邪で寝込むなんて一年の時以来じゃないか?」

「‥うん…」

ごめんね、と苦しそうに謝って来る勘右衛門に、気にするなと笑いかけ額の上にある手拭いを氷水で洗い、また勘右衛門の額に乗せる。

「なかなか下がらないな…ちょっと保健室に行って氷嚢貰って来る」

「ありがと…」

そういって彼は勘右衛門に、寝てて良いから、と言い残し部屋を出て行った。




▽誰に看病して貰いますか?

このまま兵助に看病して貰う
八左ヱ門に看病して貰う
三郎に看病して貰う
雷蔵に看病して貰う





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