1401-1500


喉を走る炭酸
後味の悪い結果だけは許してね
ここは頭の中の戦場
誰かが優しげに言ったのよ
脳に溜まった水を汲む
妄想が徐々に麻痺していくの
看過(みす)ごせない焔
夏限定の悪夢を喰らう獏
どうしてこう「みせる」んだろうね
いい加減 愛想尽きたら埋葬

組み立てて新種の歌になればいい
惑う視界はステンドグラス
アナログな砂嵐の向こう側
堂々と戯言をのたまった
水のように溢れる言葉
この歌はなんという名前だろう
目眩を呼ぶような気配の中
綴られた文字の群は架空の生命
どろどろの氷
怪物が作る洒落たスープ

闇はただ恐ろしいだけではない
綺麗にレベルを下げて
震える手が掴んだ小石
目映い光の主を知るなかれ
歓声を上げる骸骨たち
サルベージ開始5分前
化物たちの宴が始まる
遡れば、未来
デコレーション焼け野原
闇に咲き、光に散る

拒みきれないパスワード
金色の虹
闇に混ぜた白い星
転がる光は地を舐める
暴走おばけ
横殴りの血の雨
蛍光灯の下で怪談
ヘドロ風呂に浸かる怪物の姿は見たくない
詩集を集めて言霊遊び
夢の切れ端を繋ぎ合わせる

涙は一体何処へ消えたか
踊る眼球
何か狂いそうな日々ルーチンワーク
容易く想いを詩わないで
孤独に疲れて凍えているよ
誰彼構わず 形なき暗闇へと招いてゆくよ
恐れるのは紛れもない自分の似姿
それでも長らえるのだ、
嘘八百万の神々
自分自身に全員が囚われているもんか



金切声のオルゴール
信条とするものはいつも不確かだ
翅の極彩色は何物をも形作らず
砂糖菓子のような憂鬱
夜明けへのひかりのなかへ
ぎぃ、と鳴く躯
太陽が今日も確かに照るのなら
眩暈がして地面が近いのよ
白い血であることに驚いた
ミルクみたいな上質の紙

抜いた舌のコレクション
他愛ない夢の名前
新しい味でも作る?
幼い頃の憧れの化身
7つ魅せられる夢は暖かく
確かに息は出来ているか
作品「無題」の無数の死体
永遠を静かに嘆いていた
恐れなどない、何故か愛しく
この痛みは案外

だらしなく垂れ流した血液の色を判別したい
異形の頭で何が叶えられよう
救ってみせる 神とは違うやり方で
ぎーぎーがりがりぎーぎーがりがりがりがり
無尽蔵の狂気が閃きが妄想が
君はそれほどまでに憎んでいるのか
神が犯した罪
私の細胞を暴いて欲しい
忘却へのカウントダウン
10分弱に編集して

大切な記憶だけ琥珀に封じて
フェードアウトしゆく花々の歴史
少女は負け組だと叫ぶのかも知れない
紙のような装甲で宙ぶらりんの現実突破
窓の外に自分がいたので手を振った
何もない何もない何もない
身に覚えのない目撃談とかさあ
壱行だけ、と言う名の愛
悪魔になった英雄
天使になった偽善者

のざらし あまざらし
抱きしめる為の腕がない
「君」という名の記号を消して
ねえ、「イマ」を続けて
雨に討たれる喜びよ
恐れるな 君であるわたしの声を
どうか、バックリ開いた胸に響く唄を。
無邪気な遺言
黒揚羽の夜
(私の笑みが彼女のものでも平気?)


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