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派手な言葉で装飾したい
優しいあの人の顔なんて
頭というやつは回転しないと死ぬからだ
詩に滲み出る女の体臭もろとも
君は死を食い物にする奴だ
本当は一番気持ち悪かった
血を吐きますか?普通です
少女はいつか幼さを失い
美しくあるべき色は何も綺麗じゃなかった
そんな血腥い釣り餌は実は甘い

自分の行く末さえも前後不覚にされそうで
写真みたいな記憶力
小さな蜘蛛の巣にご用心
カミサマの詩情をあばくロジック
ヒトの声さえろくに発せない
でもみんな逃げていくからだめね
夢は置いておくと発酵する
その為なら爆破するのも厭わない心境で
もし花が降る日が来たら
善も悪もそこにはなくて

君の抱いたけざやかな夢
ほら、いま空がひび割れて
この世は辞書にない言葉で犇めいている
すべてに音を上げるまで
好ましい君の指先に
どれだけの傷を身に受けるのか
未来への暴言を許して欲しい
1日を示し終えたらあなたは去って行くのね
見たくないと柳のように俯いたらほら!
時間を空費したくなった

消え失せてしまう貴方が憎い
淡い心に毒餌を撒くよ
あかくまみれたかんけい
白馬を駆れなくとも馳せ参じることは出来る
やあやあ、毒電波塔からこんにちは
それでも私は口遊(クチズサ)んでいたのです
永遠の自由落下
もう止めよう、埋められない心を嘆くのは
綺麗事だと潔癖症になっている
君を想うと何故か空の青が痛いよ

ただの妄想癖と切り捨てることが出来る
既視感は違和感を失う
可哀想だと叫(あめ)くだけで解ろうなどと思いもしない
なのに、彼女の視線が見えない。
ナイフとフォークが暴れたがった
永らえる嘘を枯らせる水は
ゼラチン質の空気がまとわりついて辛い
毒蟲が僕を満たしても薫る膚を探し当てよう
痲痺しはじめた理性を蝕む
「喰らって吐けよ塵芥」



力なく倒れ込む床は 今日もまた冷たくてさ
月が南に沈むような天変地異
感情の銃を唸らせて
壁にべったりと言葉を書いた
くすぐっちゃって まさぐっちゃって
闇に引かれた一本の線
手に入れたばかりのソレで一緒に遊ぼう
そこに垂れ流される毒は多分
どちらが道化なのか解らない
残念、君は読み違えたね

焼け野原をいくつも生んでいく
今日という日を走破する
意味を持つまであと何秒
だから、とっとと決めちまえ
白いきらめきは砂糖細工に似た甘さ
ツッコミ待ちのオプションが多過ぎんだよ
連なる銀の漣(サザナミ)を
ほねの中身すすりたがる鳥たちのはおと
神は罰を与えなかった
弱すぎ酸素メンタル

腕に髪の毛が絡みつくような
問いは水を切り 未だ戻らない
憎き理論を殲滅せよ
わたしの口では発せないことに
開かずの扉を開く暴挙
甘言吐くだけの魔物になりきる
肢体、したいと下衆な魂
一番安い物語
生煮えの心を焼き尽くすから
口と口と口揃え

笑いながら雨を望んだ
ここにあるもの 収まりきれないよ
愛と違って忘れられない
道は樹海に続いて終わってた
冷たさを失いつつある風
君の唱える僕の名は
待ち疲れて終ぞ現れぬ星
今日は誰の不幸を願うだろう
大人になりたくないと思っていた子供のように
本当の闇はまだ来ない

卑しい薫りたっぷり燻って
何でも食べる怪物が唯一吐き出したもの
硝子越しに惨状を見せつけてくる
見上げれば風船ひとつ
私の正体とはあってないようなもの
区別のつかないリアルを漂いながら
零れる、垂れる、飛散する
今まで綾なした「詩」の群れが話す
手から零れるくらいが丁度いい
信じていない神の実在を問うた


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