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まっすぐな死に様を
儚い時間を知っている
二つ四つ揺れている
世界も止まってしまう気がした
僕のなかで降る雨を乞うように
鮮やかな死骸
目覚めの先は理想のあとに
一体何が厭だったのか
壁を蹴っている私
同じ言葉を繰り返し繰り返し

逃場のない階段
捧げる命は災いへの供物
諦めることは終わることなの?
向き合わねばならない一切合切
あかいめでみためはとても、
孤独になれた時初めて銃は捨てられる
余計な言葉(ニク)
瓦斯が腐敗が融解が
量産型恋愛歌
在りえぬ魂

真っ昼間のひとときの制圧
カナリアは愛を忘れて
ヒトの遥か頭上に鎮座する太陽
満身創夷で進んでいく
互いの棘で互いを抉った
夜ノ眼差シデ君ヲ見テタ
生か死かの線上で
飛べない錻力(ブリキ)の翼
黒焦げの躯を冷やすくらいなら
弾ける宵の夢の如く

(笑)も(苦笑)もこなせてる内に
永遠論の謎を解け
なら信じろ"吾"をいま
それは等しく吹き飛ばす
君は敬虔な ナニカに見えるかもね
なにもないとかのたまうな
何も君への想いじゃないと気付いてた
オソロシイと泣く子らのオソロイの刃物
黄昏に彩る最期の言葉 訊かせて
永遠など刹那の偽名

その為に大きく息を吸って
引き寄せかきまぜ砕きワメイテ
左脳を劣勢 右脳を優勢
不確かな毒 華やかな棘
さようなら、あなたと共にいた空。
蛻(ぬけがら)など土にくれてやれ
掌をすり抜ける水のように
ノイズとしてBGMに混ぜてゆく
貴方の天穹(そら)を支えたい
なんでも狂気になり得る世界で



箱詰めされた理屈の中で
半分死んでるようにも見える
貴方と異なる世界へ行こう
神の手駒であることを望まずに進め
掌も脚も耳も眼もどうか大人しく
別れの瞬間を企てる
星が見えない、月が見えない
亡骸に宿せ子を
どこにでもある土へ還る
僕は降る火の雨を恐れない

正義は金で買えるだろう
出来の悪い羅列に 小さく笑って
けっきょく、祈るだけのバカ
骨の尖(さき)で示す地図
叫び声は発(だ)しっ放し
私は私を知らない
明らかな青さに けざやかな罰を
棘は乱れ打つ 難度A
痛み渇望するもんなのかな
生乾きのまま 君と鬩(せめ)ぎ合う

誇らしく注いだ美酒が尽きても
今日も範囲を広げる理想郷
土の下 今も囀る金糸雀は
先の展開に頭ヤられる兆し
何もかも厭う事しか知らない子供なの
勿論彼は死んではいない。
ささやかな雨音が痛かった
色々筒抜けの無菌室
染みて破れて黒く爛れて
新たな式をつむげる

映写機をまねて可愛い悪戯
霊と肉との境目
お互いの逃げ道を封鎖しましょう
僕は信じているのだろうか
英雄の名こそ相応しい
まるで庭師の戯言
7分の1の確率
下世話な夢の導になれるか
花咲く蔦の手枷をはめた天使が云うの
きっと神様大迷惑

あたたかい血だまりの部屋
金色ノ右眼 銀色ノ左眼
るらら らるら かりものの唄
遊泳電波に光を灯せ
今日、永遠の落日
花の貌(かんばせ) ヒトならざる君は
永い時の中で己であり続ける姿こそ美しい
傍若無人なアンテナ
人が永遠と幸福を願うが故に
モーロクたかった少女の命


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