0901-1000


しずかに、たしかに、にじんでいくよ。
----地平線----を目安に
本当の恐がりだった
もう一度立ち上がるまでの執行猶予
寒空に電波√飛ばして
(((がたがた)))とやけに響く音が
寒くなるのは真夏のせいだ…
今のあなたには絶対に見抜けないものが…
まんまる○まるいのおつきさま
∀の枠を払い∞に広がってゆくさま

潮に照って輝くいつかの真夏
ノゾケバ マナコハ ガランドウ
主が水底に深く沈んだ今も
しずむひとときのほうせき
時に太陽が嘘を吐いた
全身を食べられているから
傷みは痛みへと換わるのか
でもわたしのこえは嗄れていた。
足元に蕩ける虚無
純白の悪意

諦めて後悔する位ならしなきゃ良かったのにね
自分なりの世界への解釈を
クルシサの含有量
どれだけ絶望させたか考えれば
酷く煌めいた痛々しさ
つたない掌の体温はまだ下がらない
透明な鉄格子に阻まれたままの祈りを
化けの皮抜け殻にありがとう
蹲(うずくま)り方は逆子の胎児
紙の上の命たちが説く教訓

果たして模倣され劣化していく「夢」は「夢」なの?
憂鬱になるための根拠
大化けした姿を思い浮かべる
ある種不気味だったのだけど
仕掛けてゆく魔の時刻
お前は上手くやっているらしい
嘲る声は頭上から聞こえた
いまいち意志が感じられない
幼くとも獰猛な血が通ってる
顔を知らぬ奇特な人々の嗜好品

ぼろぼろの空が埃を落とす
貴方の言葉ではなくなってるね
墓前に乾杯
愛を食べて食べて食べて
錠など必要ないといつ気付く
賜る御言葉は更に雑
戸惑いながら去ってゆく
終わりなき円環の月
でも画面の向こうは見たくない
痺れる何かに出会えるだろうか?



梟は何処に行ったのだろう。
私は、元々戦うつもりは、なかった。
いつでも花を咲かせられる
余韻は胸の内にだけ収め
あー・あー・あー。やられたね
しずかに虚無の海へと還る
ナマの心を浴びせ合おう
遠慮の二文字、欠けている
何人目かの君が初めて笑ったんだ
蒼い柘榴

子供は不可能にする
甘さを誤魔化しトリップ
目を覚ます鏡はここにはないよ
卑らしく口元つり上げて魅せた
おっちょこちょいな天使はたぶん
身に覚えのない所業重ねた
ふたつしかないのさ 普通は
幼い頃の憧れの化身
あなたのとけのこり
美味しそうな肉を晒して

楽園への荷物 減らすつもりなどなく
怪異は蟲の歩み方をする
卵を闇の彼方に棄てる
返信されてはならない
夢の中まで墨ぶちまけちゃうかな?
人間音痴
アチラに行っちゃうタイプ!
誰かとじゃうまく飛べない
心爆(は)ぜるままにぶち撒ける
二人分の赭(あか)い絲(いと)が絡んで

もう少し可愛いといいんだけどなぁ
次第に大人しくさせてあげよう
息吹で胸を焦がしてよ
脳はくるめき焼ききれた
わざわざ汚くする私たちはアナログ
痙攣する毒薬に焦れたら
見えない顔が雨を降らせる
笑っている色鉛筆
自身が作った世界に壁も扉も鍵をかけて
普通に歩き去って行ける

血を吐きながら撒けばいい
死を受け入れる蓋を欲する
導く妄想仕掛けの救世主が
捨て犬の心のままじゃ
訳もなく泣く夜
ある筈のない水の化石を信じてる
お前に蟲籠はいらない
詩人のはらわた
天翔る四肢を得たならば
目覚めたての暴言


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