0101-0200
運命を台無しにしたもの
剥がれる金色の爪
我が身に起こる復讐劇
苦しみ叫びばかりが響く
逢魔が時に降り立つ
蜥蜴に毒 蠍に薬
巣に居る蜘蛛 眠り蜉蝣
歯車が堕ちる時
打ち伏す 血だらけになり
起源とならないように
これは哲学的な暗示
数日間の安泰
啓示とは運を携えること
宇宙との契約
それが逆走だとは思わずに
焼かれた盾
指先に影響されし
嘘吐きな機銃
あなたで言うところの均等ってやつ
果敢にも掟破り
どうか名前を貸して
ごっそり増えた標的
悪辣にも絡み付く事を覚えた
その関わりは意外なものから
抜き取った背骨にすがる
または恨まず制裁を加え
ちょっと楽しいかも知れない
夜露と妖気と
それはいびつな翅を広げる
光あれ、世界が過ちを照らせるようにと
ダメージ軽減、
確率のことなど片隅に置いて
読み込み思い込み
いつ叶うとも知れぬ
焼け野原にたたずむあなたは
確率など信じるな
尚更マズイよ
言語化されるイデオロギー
修正済の記録は誤り
歴史は笑うのか嘆くのか
なみだを吸収してしまった
まねかれざる誤解
無意味が意味を宿す時
騒音と無音 三半規管を狂わせる
収束、手の内へ
とめどなくながれだす
争いの火種、焔の蔦
読み込みの素早さに
二人で砂利を踏む
禍々しきモノが滞在している
私は被験者で あの人は
海を循環する血の色を知っているか
欲しかったのは叱責
事態を把握する暇もなく
銀色の風 切り裂いて
蔦に似たみどりの魔手
飛ビ立ツ為ニ抜カリハナイカ？
黒い血管 内部に這わせ
君が人だったら好きになれなかったよ
蝙蝠は逆さ吊りの男を嗤う
「単に考えるのが楽しいだけ」 囁く
錯綜する生存へのマニュアル
Gに縛られて朽ちて行け
バラ撒けど 尚も底なしの夢夢夢
ドット絵の夢を見る
あくせく泳ぐ 朱や黒やと
踊れ 踊れ きがふれるまで
なにが好きなんだ おまえは
咀嚼 堪能 嚥下 嘔吐
此処は隔世隔絶 桃源の獄(ヒトヤ)
月曜日の朝を滅ぼしながら
夕闇が迫る 此処はもう安全ではない
君はただ無情と笑っていて
この妄想列車は貴方を轢断したがる
脳髄でノタクリ回る破滅的な唄
霰モ無イ
その錻力(ブリキ)の剣で
それは混ざり合う液体よりも卑(イヤ)らしい手段
春告げる鳥 君は鶯(ウグイス)
悲鳴のあげかたを知らない
無事な胸が ダメージ受けている
華氏99度の午後
眸(メ)が眩めば空気が暴れた
自分で姫言うなバカ！
糸はまるで針金細工の不気味さで
泣いてた意味さえ失う浴室
寂しいならば喰い殺す
貴方は眩暈を覚えるような物語の一部
10円玉の神託
母よ 私の本当の名前を呼んで下さい
狂ったランドルト環にぐるぐる
痒い舌先は言霊発症
死因は『否定されること』
あなたのすぐ側で笑う顔は誰
目蓋の裏のちらつきが夜を薙ぐ
正気なんだと証明したい
満身創夷で七転八倒♪
金属音がヂイヂイ言って跳ね飛ぶんだ
肝心要のコトバが足りない
眠れない夜にふざけた姿の蝶が飛ぶ