「カカシ先生に宜しく伝えておいて?」
「…お前、無理すんなよ?」
「うん、大丈夫。私に出来ることを精一杯やるだけだから。」
よろしくね、と帰るシカマルの背を見送って、カミコとシカクは火影室での作業を開始する。
想定外の出来事がここ数日一気にきていて、カミコは内心焦っていた。
まさかアスマが死ぬのも早まるんでは、とか。
シカマルが12歳のうちに危険な目に合ってしまうのでは、と。
そんなことはさせない、万全の態勢でもっと奴らの情報を掴まねば。
そうカミコは心に深く刻む。
「カミコ、少し休んでからでいいぞ?」
「いえ、大丈夫です。急いで仕上げましょう。」
シカクは薄っすらとした目でカミコを見つめた後、ぐしゃっと髪を撫でた後、作業に取り組んだ。
「(犠牲者を、これ以上出したくない。 だから―――――私に出来ることを、全力でやる!!)」
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