綱手との修行を終え、カミコはシカクの元へ戻ると、そこにはシカマルも一緒にいた。
「あれ、シカマルじゃん。」
「よ。終わったのか?」
「うん、今からまたこっちの資料整理『今日は此奴に手伝わせたから終わりだ。たまには早く帰るぞカミコ。』
え!?とカミコの声が裏返るも、またずるずるとシカクに連れていかれるカミコ。
それを苦笑しながら見ているシカマルもその後を追いかける。
最近残業詰めだったカミコは久しぶりに早い時間に外を歩く。
まだ夜の明かりをつけるには少し明るい時間。
「こんな時間に帰るの、久しぶりです。」
「俺もだ。ま、たまにはな。カカシもいねぇことだしよ。今日は家に帰ってゆっくり将棋にでも付き合えカミコ。」
「私弱いですよー?」
「俺が隣で教えてやるよカミコ。」
「それ反則だろシカマル!」
そんなたわいもない会話をしながら三人は奈良家へと帰る。
シカクもシカマルも、この笑みを忘れるなんて絶対にさせない。
そう心に深く刻む。
カミコはカミコで、必ず守って見せる、そう深く心に刻み付けたのだった。
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