Silver hourglass | ナノ


06  









「カカシさん…、わかりました。
これから御厄介になりますが、家事炊事等の家の事はやらせてください。

あと任務でもこれから宜しくお願いします。」





俺が選ばれたのは同じ歳ぐらいで上忍経験があり、そして暗部に所属していたこともあるからだろうと勝手に思っていた。


もっと違う理由があったなんて、勿論知る筈もなく。





木の葉にきた新しい仲間は、まだ13歳の子供で。
カカシと似ている銀色の髪をした、とても大人びた少女だった。




そんな彼女の噂は勿論木の葉中にすぐに広まっていったのだった。








――――――――
皆が自己紹介をしていた中、カカシは綱手に視線で来いといわれ近づく。



「暫くは慣れてもらう意味もあり、任務をお前とツーマンセルで組んでもらう。」


「俺とですか…?俺なんかよりシカクさんの方がよくないです?」


「シカクは今こっちの仕事が忙しい。一緒に暮らしながら信頼関係を築き、そしてツーマンセルに活かせ。あともう一つ言っておくことがある。」


「(あ、なんか嫌な予感がする。)」


「子供に手ぇだすんじゃねぇぞ。」






シカクと同じことを綱手にも言われたカカシであった。





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