幸せはいつか手に入ると信じてたなんて
夏が鳴いている。そこに君はいない
まだ君の隣は間に合いますか?
ねぇキスしよ、ガラスの靴なんて私持ってないの。
王子様の白い馬よりあなたの漕ぐ自転車がいい
鞄に詰まった愛をもって
みつあみが揺れる、青い夏。
今日が最後、明日から牢獄の中
君のいない長月がはじまる
夏から君を奪って永遠の春を生きよう
セーラー、隙間の背中、君の全てに目が移る
「夏とともに死ぬ、まるで花火のようで」
ただ擦り合わせただけの安い恋でごめんね
僕らの背中を照らす夕焼けはまだ青い
15.06.13
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