蒼純と夜一




「お、蒼純!」

「夜一さん、お元気そうで」


「ハッ!また夜一殿と言われた暁にはどうしたものかと思ったがな!」

「もう、あんな目は懲り懲りですよ。妻にも笑われましたからね」


「奥方は気が合うからの」

「えぇ。妻も楽しみにしていますから」

「遠慮せずに行くの」


「白哉はどうですか」

「まだまだじゃのぅ。瞬神、夜一に髪紐を取られているようではな」

「それはまだまだですね。誰に似たのやら」

「お主は割に小賢しいからの。白哉坊は熱いやつじゃ」

「そうです。夕餉に来て下さい。父上も喜びます、妻も」

「良いのか?」

「えぇ。白哉も楽しいでしょうから」

「ハッハッハ!蒼純、お主やはり面白い!大前田から掻っ払った酒を持っていこう!」

「はい。楽しみにしておりますよ」

「今夜が楽しみじゃのっ!」





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