リサと京楽と伊勢



「なんや、まだ飲めんのか」
「リサちゃん、仕方ないでしょ…」
「京楽の場合は仕方ないが、伊勢はちょっとな」


「七緒もか」
「…はい。申し訳ありません」

「どうせ、山じぃの説教に付き合わされたんやろ、はんっ」
「相変わらず見事だな」

「味もダメか、七緒」
「いえ、思い出というか消したい過去というか」

「いい加減にしやぁよ!怒られんのはあんた一人で十分やっ!行くで、七緒!浮竹隊長もやっ」
「俺も良いのか」

「ちょっと待ってよ浮竹〜」
「一番の元凶はあんたや!仏心を出した隊長と七緒に感謝しやあよ!」
「そうっ!だから山じぃの」
「黙らしたろかその口」

「行ってきます…」
「存分に叱られやぁよ」

「伊勢とはまた違う腕だな」
「流石です」

「はんっ!アレにはあんくらいが丁度いいんやっ!」
「なるほどな」
「分かりましたっ」


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