× マンガの話 尻切れトンボに (05/09 01:47)
めっきり、少女マンガの作者買いはしなくなってしまったのだけれど。昔の作品の方が…ってなってしまって。
そんな作者買いをしていた頃の一冊、何度読んでも苦しくなるマンガを一冊。
白泉社 森生まさみさん
羊たちは何を見た 文庫版一は巻 コミックは二巻
小学生の女の子と男の子の逃避行の話。
内向的な桃子と転校生の自由奔放な大(ヒロ)は、お互いに惹かれあう。
自分を理解する大と関わるなという母親は桃子を転校させようとするが。
離れることを受け入れるよりも、一緒にいることを選んだ二人は家を出る。
短い逃避行に詰め込まれた二人の想い、娘の気持ちに気付く母親、大と偶然出会った女子大生の恋の悩み、娘を思う母親の姿を受け入れる大。
1ページ1ページ、1コマ1コマに詰め込まれた感情がもう、何とも!
絵柄も繊細で表情豊かで、森生さんの作品のなかでイチオシです。
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