仕方のない、ことなの
ただ貴方を愛している、だけ
首筋につきつけたナイフをそのままに、その身体へとしがみつく。
服から微かに香る、俺以外の臭いが許せなかった。
「・・・誰といたの、静ちゃん」
「現在進行形でお前といるよ」
いつもの問いに、いつもどおりの答え。いい加減、うんざりされているだろうか
心を読んだかのように背中に回された腕が優しく俺を包む。こんなに優しい人を、俺はどうして信じられないんだろう?
「…好きだよ、静ちゃん」
本当に、好きなの。
貴方が世界で一番好きなんだよ
だから、だからねぇ、お願い
「何処にも行かないで」
「俺を独りにしないで」
「俺からずっと、離れないで」
もう、貴方がいないと生きていけないの
目頭が熱くなってじわりと涙が溢れ出る。いつから俺はこんな風になってしまったんだろう
この感情が狂ってるのかどうかすら、もうわからなくなってしまった。
「…何処にもいかねぇよ」
だから泣くな、そう言って涙を優しく掬ってくれる指が、たまらなく愛しかった。
狂愛ナイフ(いなくなるならいっそ)
(その手で俺を殺して)
貴方を愛してる
「…帝人さん、なんでしょうかこれは。」
「これはですね、正臣さん。
塵野郎が身の程をわきまえず書いたただのゴミですよ」
「…なるほど。
今すぐ飛び降りればいいのに」
「ええ、本当に。」
蒔田さんすいませんでした…!
あんな素敵な漫画をこんな駄文にしてしまうなんて…
とりあえずちょっと飛び降りてきます、はい