太→(中)
最期に見た顔は何とも云えず、呆気ないとでも思っているのだろう。散々喧嘩した日々が懐かしい。顔を合わせる度に罵りあった、それでも。あの頃私には、君しか居なかったのだ。今は違えど、あの日々が戻らなくとも。

「(らしくないね、中也)」

君を想いながら、逝く私を。どうか君だけは、想い続けてせいぜい長生きして呉れ給えよ。



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