宮高
「幸せにしてくださーい」
「違う」

なんて、言われて。オレなんか間違った事言った?て思いながら笑う。わからないからじゃなくて、わかるから笑うんだ。ケタケタ笑えば宮地さんは不機嫌そう(そう見えるだけ)にキスをしてくる。受け入れながら、オレはまた笑う。

「ふは、幸せになりましょーね」
「正解、ったりめーだろ牽くぞ」
「あっはは!」

左手の薬指、互いにはまった指輪を眺めながら。オレはこの先の人生をこの人とこれからを歩む。



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