小ネタというか勢いで書く唐突文。
気が向いたらたまにlogに移動。
勝手に増えます。





ささ→←くう
口を開く。悪態、悪態。照れ隠し、なら可愛いもん。多分本心での罵詈雑言。本気、じゃないと思いたくて言い聞かせるのはただの自己満足。寂しいんか、とか。構って欲しいんか、とか。ガキ相手に本気になるなんて阿呆な事、あるわけない。あるわけ、なかった。

「趣味悪っ」

からかうつもりで、はぐらかすつもりで。こんな俺みたいな人間好きになるなんて狂ってる。上辺だけ知ってる人間ならまあわからんでもないけど、テレビの向こう側の人間の底なんて知る術もないような他人てわけでもないお前が。俺に愛を囁くようなガラでもないお前が、俺に愛を囁いたから。

「(誰も信じられんような人間にはもったいないわ、お前)」

だからどうか綺麗な思い出のまま、その想いだけ早う棄ててしまえ。身勝手な大人の綺麗事、自分をガキだからと卑下する姿に憐れむ心すら持ち合わせてはいない。やっぱ趣味悪いわ、お前。絡めた手すら離せないくせに、自分の事は棚に上げてまで突き離そうとする。悪い大人の見本みたいやと、それから「阿呆やなあ」なんて言って嗤った。






























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