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「黒子っちは、浮気って許せるっスか?」

「…はい?」

「だーかーら、浮気!!許せるっスか!?」

「…緑間君浮気したんですか」

「してないっスけど!!…心配なんス」

「緑間君に限ってそんな事はしないと思いますけど…」

「わからないじゃないっスかー!!」

「ほっとけば」

「あ、赤司君」

「赤司っち酷い!!」

「だいたいそんなの気にしてたらきり無いだろ」

「じ、じゃあもし紫原っちが浮気したらどうするんスか?」

「殺すよ」

「え」

「相手もろとも」

「い、言ってる事が矛盾してるっス…!!」

「とりあえずこの箸を首に突きつけるくらいはするよ」

「恐いっス!!」

「つか気にしなくても実際にされたらそれくらいするだろ。浮気は『しない、させない、許さない』だからね」

「何スかその三原則…でも紫原っちはしなさそうっスね。青峰っちは…微妙っスね、桃井っちがいるし」

「…………」

「もし青峰っちが浮気したら黒子っちはどうするっスか?」

「吊るします」

「えっ」

「バスケのゴールから」

「恐いっス…!!」

「妥当だね」

「当然です。黄瀬君は、緑間君が浮気したらどうしますか?」

「え、おれは別に…」

「殺れよ」

「殺らないっスよ!!」

「緑間君の場合眼鏡を割ればいいと思います」

「眼鏡っスか…」

「とりあえず黄瀬は泣きそうだよな」

「同感です」

「ひ、否定はしないっス…」

「でもまあ…そんなに気にしない方がいいよ、黄瀬」

「赤司っち…」

「もしもの時は身体で落とせ」

「ええええ!?」

「黄瀬君スタイルいいですからね」

「全くもって不愉快だがな」

「そそそそそんなの無理っス…!!」

「何で」

「え」

「…まさか緑間君、まだ手を出していないんですか」

「あいつむっつりそうだしな」

「だ、だっておれらまだ中学生っスよ!!」

「だから何?」

「え」

「早いとこヤっときゃ浮気も何もないだろつか責任とらせろ」

「同感です」

「む、無理っス…」

「何で」

「だって…恥ずかしいじゃないっスか…」

「……」

「……」

「てか休みの日とかはモデルの仕事だって忙しいし…」

「……黒子」

「……なんでしょう」

「緑間拉致りに行くぞ」

「了解です」

「なんでっスか!?」

「いや緑間が不憫すぎて」

「ついでにボクは青峰君に会いに行きます」

「あ、じゃあオレも」

「え、あ、ちょ、ちょっと待つっス二人ともー!!」





そんなこんなな昼休み





「…何やら悪寒がするのだよ」

「風邪か?」

「誰か噂してるとかー?」

「……とりあえず逃げるのだよ」


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