あなたにおねがい十題


なるだけゆっくり、ぼくの名前を呼んでみてください。
嘘でもいいから、ぼくのすきなところを教えてください。
いえいっそあなたのすきなもの全部、教えてください。
しずかにじっと、まっすぐぼくのことだけを見てください。
ぼくが傘を支えるから、あなたがとなりにはいってください。
絶対痛くしないから、ぼくが手を握るのを許してください。
帰り道ぼくは少しゆっくり歩くので、あなたもそうしてください。
ぼくの隣じゃなくていいから、わらっていてください。
だからいつかはぼくなんか、わすれてください。
ねえ、ぼくはあなたがすきです。





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