トップ2の呼び方



キセ「おはようさん、今日もええ天気やね」

拾留「そうだねー、ブラン君も元気そうで何よりだよ」

キセ「しっかし疲れたで今回の任務。おいフクアヤ、ちったー加減せえや」

綾凪「情報屋として殺鬼の幹部を名乗る以上任務は遂行してもらう、文句は言わせない」

キセ「かーっ! 相変わらず頭の堅い副隊長さんですなー」

拾留「でもそこがアヤ君のいいとこだもん」

キセ「俺にはそう思えんけどな。隊長はフクアヤに甘すぎるわ、もう少し厳しせな」

拾留「あはは、心掛けるよ」

綾凪「…………」



光稀「隊長!」

拾留「ん? 何かな、汐谷君」

光稀「ヨリのことで相談が……っていたのかよアヤ」

綾凪「副隊長だ」

光稀「どっちでもいいだろ、そんなもん。それより隊長、あいつ何とかなりませんかね?」

拾留「神坂君かい? うーん、彼女も思うところがあるだろうから、好きにさせてあげてもいいと僕は思うんだけど」

光稀「それじゃダメなんですよ! あいついっつも無茶ばっかして……この間だって傷作って帰ってきて……! しかも顔にですよ! ?女が顔に傷作るってあり得ないでしょ!!」

拾留「確かに鬼のこととなると周りが見えなくなっちゃう子ではあるけど……そこが神坂君の魅力ってことで諦めちゃわない?」

光稀「あんたそれでも隊長か! ……おいアヤ、お前からもあの馬鹿に言ってやってくれよ!」

綾凪「…………」



唯依「ふあ……眠い……」

拾留「いいところに! 今君を探していたんだよ神坂君!」

唯依「ん、隊長と……アヤちゃん?」

拾留「さっき汐谷君が相談しにきてね。君があまりにも無茶ばかりするからって心配していたよ」

唯依「そうですか、ありがとうございます。では早速フルボッコに……」

拾留「いやいや違うでしょ!」

綾凪「反省しろということだ。この間も対角を追って痛い目に遭ったばかりだろう。少しは身の心配をしろ」

唯依「うっ……確かにアヤちゃんの言うことはもっともだけど……でも私は……」

綾凪「言い訳は無用。あまりにもひどいようなら今後神坂には戦線から外れてもらう」

唯依「はあ!? それひどすぎるだろ! 私絶対嫌だよアヤちゃん! 隊長からも考え直すよう言ってやってくださいよ!」

綾凪(プチッ)

拾留「(今プチッって音が聞こえたような……?)ええっとアヤ君? それは厳しすぎるんじゃ……」

綾凪「黙れ似非隊長……」

拾留「似非!? ひどっ!」

綾凪「何故貴様が隊長で俺はアヤなんだ!」

拾留「し、知らないよそんなの!」

綾凪「もう我慢ならん! 何がアヤだ、年上を、しかも上司を敬おうという気があいつにはないのか! 俺は男であって女ではない、アヤの下にあんな単語は不要だ! ブランニュのは原型すら留めていないではないか! 俺は綾凪、綾凪久遠だ! いいか貴様ら、今後俺をその不愉快極まりない名で呼んだ者には死より恐ろしい生き地獄を味わわせてやるからな!」

全員「は、はーい」







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