10/12/25 11:18

【7月某日】
三者面談でAO入試受験を決定。
高1の頃からすでにココ一本しか考えていなかったけど、まさかAOを受けることになるとは予想外だった。
これで合格したら、「お正月はゆっくりできる」などと邪な考えが一瞬よぎった。
※あくまで一瞬(笑
しかしこの決断が悪夢の始まりになろうとは…

【8月某日】
妹の手術&入院の付き添いのため、母が海を越えた(橋を渡った)
末妹は毎日部活で疲れ切っている。父は多忙&夏バテ気味。
とてもじゃないけど、頼れそうにない。

妹の入院期間は伸びに伸びて、家事+学校+塾+AO準備に追われる日々が1ヶ月半続く…

【9月某日】
返ってきた模試の判定がAだった。
なんでAO受験なんて決めたのか、と泣きたくなった。
勉強とAO準備の両立は想像以上に大変で、いかに自分の考えが甘かったか思い知らされる。
宙ぶらりん状態の自分とセンター一本の周囲とを比較しては不安がつのるばかり。
皆の背中が日に日に遠ざかっていく。
今からでも一般受験に切り替えて勉強に専念しないと、皆に置いて行かれると感じた。
精神的に追い詰められていて、とにかく早くこの宙ぶらりん状態を脱して楽になりたかった。

【9月某日】
大量発生していた口内炎が漸く治まってきた頃、一次選抜合格通知が届く。
いろいろな感情がこみ上げて、顔をグシャグシャにして本気で泣いた。

二次試験の合否発表は12月。
ここまできたらもう後戻りはできない。絶対合格するしかないと覚悟する。
二次選抜の試験内容はプレゼン20分と面接。
この日から3ヶ月に及ぶプレゼン準備期間と自分との闘いが始まる。

【11月某日】
二次選抜試験のため、母の運転するステップワゴンで大学へ向かう。
祖母が付いてきてくれたが、目的はショッピングだったらしい(笑
移動中はジャージ+髪ボサボサで2時間爆睡で超リラックス。
着替えてコンタクトいれて、きっちりポニーテールでスイッチON。
一連の流れで別人と化した私に、唖然としている祖母と笑顔の母に見送られて、いざ出陣!!

自分のすべてを出し切ることが出来たプレゼンに対して、教授から質問やアドバイスを頂けたことに感動。

そしてまた爆睡しながら帰宅。
たいそう満足げな寝顔だったそうな。

【12月某日】
合格者一覧の中に自分の受験番号を見つける。
もう、涙は出なかった。
生まれたのは、支えてくれた人々への感謝の気持ち。

AO入試を受験して、本当に本当に良かった。
心から、そう思った。

そして今、私に「還る場所」があって良かった、と。

comment...
合格&復活おめでとうございます!!

また素敵なお話が新しい増えて行くなんて…感動です!!

これからも頑張ってください☆
12/25 by 咲子[編集]
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