今日はアゲハの14回目の誕生日
本来ならみんなから祝福され、バースデープレゼントをもらっていたはずだったが、それは明日に延期みたいだ

何故ならアゲハは今、レグルスの想像で作られた必要の部屋の豪華なベッドの上でで、彼に押し倒されているから

「れ、レグッ…」
「黙って」
「っ、うぁっ!!」

アゲハの両足の間に自分の体を入れ、体重を掛けて動きを封じ込める
レグルスの骨張った手が青白く柔らかいふとももにそっと触れると、足がぴくんと震え、突っ張った

「…緊張してるの?」
「だって、こんなの、初めてだから…」

強張る体をほぐすように、レグルスは頬にキスをしながら問い掛ける
その間もふとももを撫でる手は止まる事なく付け根に伸びた

「大丈夫、力抜いて…」
「ん、っあ…!」

触れるだけのキスから激しいキスへと変わり、全ての神経を唇へと集中させる

「きゃあっ…!!そんなとこ、だめっ…」

下着の上から蜜豆を親指の腹で擦るレグルスの腕を掴み、止めさせようとする
だがレグルスはその制止を受け入れる事なく、他の指も使って更に激しく擦りだした

「あんっ、やぁ…ふっ、ん」
「大丈夫…キスに集中して」
「ん、っあ…」

唾液が絡まり合う音が耳によく響く
唇が離れ、キスが終わったと思い目をうっすらと開ければ、レグルスがローブとワイシャツを脱いでいた

「…レグルス…お洋服脱ぐの?」
「皺になっちゃうからね、アゲハも脱いで、掛けとくから」
「……じゃあ、明かり…消して」

乱れたスカートを抑えながら起き上がり、シャンデリアを指差す

「…真っ暗?」
「うん」
「それじゃあ何も見えないから、小さい明かりは付けといていい?」
「……ん」

ちょっと困ったように眉を下げるレグルスに、きゅん、と心が揺れ、裸を見られたくない気持ちが強かったけど思わず頷いてしまった

薄暗くなった部屋で、服が擦れる音が嫌でも耳に付く
ぷちぷちとブラウスのボタンを全開にしたところで、レースが施されたランジェリーが目につきふと思った

「(下着も脱ぐのかな…?脱いだら脱いだでヤる気満々とか思われて引かれちゃうかも…)」

「アゲハ脱げた?」
「えっ!あ、その……っ脱がせて!」
「……え」
「っ違ったぁっ!(意味合い的には)違わないけど!し、下着…どうしていいか、分からなくて、だから…」

テンパってしどろもどろしていると、ギシッとベッドが軋み、レグルスの手が肩に触れた

「……レグルス…んっ」

脱ぎかけだったブラウスを容易に脱がされ、アゲハの素肌がさらけ出される
ランジェリーのワイヤーを解くと、胸を隠し、目を瞑った

「アゲハ、身体の力抜いて…」

レグルスが熱の籠もった唇を、ちゅ、っと首筋に付けると、自然と甘い声が漏れる
首筋から唇を離さないまま、スカートを器用に脱がし、ショーツに指を忍ばせ膣口をほぐすように弄ると、身体の負担にならないようにと愛液が自然と溢れ、くちゅくちゅと音を出す

「…ふっ、あぁっ…レグ、ルス…」
「アゲハ、そろそろ…」

十分にほぐされた膣口に下着から取り出した肉棒をあてがい、呼吸を整えカリの部分をゆっくり挿れた

「い゙っ…!!!」
「っ、はぁ…あ、アゲハっ…」

言葉が詰まる程の激痛に眉をひそめ、身を捩ると、レグルスはアゲハに体重を掛け一気に肉棒を沈めた

「…や、抜いて、抜いて…!」
「……アゲハ、アゲハっ…ん、ごめん…」
「ひっ、あ、んっ…」

膣に肉棒を馴染ませるように動きを止め、唇を貪るように舌を絡ませる

アゲハは泣きながら痛みに耐えているのに、自分は少しキツいくらいの締め付けを心地良く思っている
その事を罪悪に感じ、レグルスは快感とは裏腹に眉間にシワを寄せた

「いたい…よぉ…」
「…アゲハ、ごめんね、少ししたら…慣れるから」
「レグッ…あんっ、ん…キス、して、その方が、気が紛れる…」

ヒュー…ヒューと息を切らしながら、レグルスの唇を自ら求め、何度も唇を重ねる

アゲハの力が抜けてきたのをきっかけに、レグルスは少しずつ腰を動かした

「あっ、ん、ああっ…!」
「っ、はぁ、アゲハっ」

汗ばんだ肌と肌がぶつかり合う
そこに混じった愛液でパンパンといやらしい音が鳴り、視界が良くない所為か、いやらしさを増長させる

「あぁぁっ!!レグ…んぁっ!」
「アゲハ、もう、あっ…!!」

キツく抱き合いながらレグルスが先に果て、アゲハもレグルスの後を追うように、レグルスの身体が震えている時に果てた

そのまま余韻に浸っていると、アゲハは少し頭を上げてレグルスにキスをした

「レグルス、私の初めてが、あなたで良かった…」
「…ありがとうアゲハ…愛してるよ」

息を切らし、涙ぐんでいた目を腕で拭うアゲハの頬にキスをして、膣から肉棒を出し、肉棒についた血の混じった愛液をティッシュでふき取る

「無理させちゃちたね」
「大丈夫…」

横に寝転がり、アゲハを抱き寄せて腰を優しく撫でた

「レグルス…」
「…どうしたの?」
「あのね、幸せだなぁ…って思ったの」
「…僕もだよ」

全ての生き物が眠りにつく深夜
うっすらと差し込む月明かりが優しく感じられ、二人はその優しさに包まれながら眠りについた







あとがきのような追記。
設定として、えっちする前の会話でレグルスは誕生日プレゼントを用意していたにも関わらず、アゲハちゃんにプレゼント何が欲しい聞いて、アゲハちゃんはとっさに「レグルスが欲しい」と答えたのをきっかけに、勢いでえっちした設定です。
いろいろはしょってるし、ぬるい裏ですが、一応やることはヤッているのでR指定にしました(笑)


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