「レグ、みてみて」
「……なにしてんの」
「にゃんにゃん!」
「……」
目の前にいるのは猫の耳と尻尾を付けた僕の彼女
普段からちょっと馬鹿だとは思っていたが、今日は桁外れの馬鹿に思える
「それは…自主的にやったの?」
「ジェームズさんに教えてもらったの。今日、2/22はにゃんこの日なんだって、ネコミミとしっぽはリーマスさんが付けてくれたの!」
「……」
やっぱりあの人達か、これで僕が喜ぶと思っているのか?
それとも、ただ彼女をいじって楽しんでるのか?
どこかで見てるんじゃないかと、辺りを見回していると、ガサゴソとローブのポケットを漁る彼女が目に入った
彼女が取り出したのは羊皮紙の切れ端で、彼女はたどたどしくそれを読み始める
「えっと…あのね、今日は、私レグの愛猫だから、好きにしていいよ?ご主人様」
「……」
おそらく、メモの内容を書いたのは兄さんだろう
前言撤回
不本意だけど、これは喜ばざるをえない
後であの人達にはハニーデュークスのお菓子セットを送るとして、とりあえず今は
「必要の部屋に行こうか」
「にゃー」
この状況を楽しもうと思う