少年とおっさん


「アントニオ殿は、僕の事どう思ってますか?」
「は?」


突然そんな事を言って来たのは、仲間の少年イワン
アントニオに詰め寄って聞いた


「やっぱり僕なんか…好きじゃないですよね…使えないし…」
「そんなことないぞ!少なくとも俺は好きだから安心しろ」


自分よりも背の小さい少年に見上げられれば、子供好きのアントニオはそう答えるしかない
勿論、アントニオは仲間と言う意味で好きだと答えたまで
深くは考えていなかった
イワンの頭をポンと撫でてやれば、必死の顔から笑顔に変わる


「アントニオどのお〜!!」
「うわ!」


勢い良く押し倒し、ぎゅうっと抱き着く


「イ、イワン?」
「嬉しいです!!これで僕たち恋人同士ですね!」
「ん?恋人?」


言葉の意味を考える前に、口付けをされる


「!?@#*Σ((°Д°;;;)))」


意味を理解した時には既に遅い


「絶対幸せにします」
「え、あ、おう…」


笑顔で言われれば、拒むことが出来ず半ば強制的に恋人関係になった


(俺、早まったかな…)


これで良いのかと考えるが、幸せそうなイワンを見て(まあ、いいか)とほだされたアントニオだった






* * *

(先輩、ナイスです!)
そんな二人の様子を物影から見ていた人物が一人
実はバーナビーが仕向けた事を後に知った






END




−−−−−−−−−−

アンケで意見を頂いたので書いてみました!!
ネガティブ少年と、苦労性天然おっさん
しかし、あまりイワンがネガティブにならなかった…
アントニオの苦労はこれから始まるんだろうな…(笑)

せっかくネタ頂いたのに活かし切れていないorz

文才が欲しい今日この頃














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