「事務所のね、書類印刷を再生紙にしたんだ。今はやりのエコってやつさ」臨也はそう言って得意げに部屋の中央でふんぞり返っている。そんなもの、俺の会社の方だって一足先に行っている。口には出さず、臨也から視線を逸らした。鼻歌までうたって良い気なものだ。臨也の気が済むまでしばらくの間、俺は床に散らばった真っ黒な印刷物を眺めていた。




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