IF一松
!妹に嵌まる6つ子の話の一松のIF話です。
!十四松の書いててなんとなく書きました。





本当に愛してる。妹が好き。可愛くて可愛くて仕方ない。でも意味分かんないよね、こんな所まで似なくていいのに、兄弟6人揃ってお前のこと性的に見てるとかさ。アホくさ。全員馬鹿じゃないの。馬鹿なのは僕だけで十分じゃん。しかももっと馬鹿なのはクソ妹、なんだよ全員が好きって。なんで全員とヤってんだよ。なぁ、いつまでこんなこと続けんの。

別にローテーションなんて組んでるわけじゃないけど、なんとなく今日は僕の日だったらしい。いつもみたいになまえが甘えてきて、セックスして、ごろごろベッドでふたりしてタバコ吸って満足そうに笑うなまえを見ていつも以上に悲しくなった。

「いつまでこんなこと続けんの」
「え…」

あ、言ってしまった。思わず口から出た言葉に自分が1番びっくりしてしまう。

「い、一松兄さん…?」

びくびくと恐れながら僕の様子を伺うなまえに頭より先に心が冷めていた。

「もう嫌だ」
「っやだ!!ねぇなんでそんな事言うの、一松兄さん私の何かダメだった!?」
「うるさい」

もう嫌だ、なんでこの世で1番大好きな子をみんなで共有するんだよ、なんで平気で笑ってるんだよ、お前が笑う度に僕が死ぬんだよ、苦しくて息もできなくて。

「…僕だけを選んで…」
ぎゅうっとなまえを痛いくらいに抱きしめて、喉の奥から絞り出すような声を出した。
「でも…」

誰にも笑いかけないで誰にも好きって言わないで僕だけを愛して。素直に言えるんだったら苦労しない。
「っ…」

するっと無意識に伸びた手がなまえの細い首にかかった。

「もう嫌だ」
僕だけを愛してよ。なまえが少し笑った気がした。




十四松はハッピーエンド迎えられんのに一松はなんでハッピーエンド迎えられないのか。
書き途中で病みそうだったのでやめました。