※モブ教師×臨也無理矢理
R18












粘膜と液体が擦れるような生々しい音を響かせて、男のものが臨也の中に飲み込まれる。
「い…ッう、……」
いくら慣らしたとはいえ本来ならば受け入れる為の器官でないそこは臨也に圧迫感を与えて唇からは自然と声が漏れかける、が彼は唇を噛み締めることでそれに耐えた。

「…ツ…っ…ふ…」
しかし痛みによる生理的な涙は止める術もなく、拘束された腕では拭う事も出来ずに無機質な机上に小さな水溜まりを作る。
「は…っ全部、入ったよ。わかるかい?」
まるでそこに追い討ちをかけるが如く、臨也の身体に覆い被さり挿入した芹沢は愛しげに眼前の細い腰を撫でると事実を知らしめる言葉と共に軽く中を突き上げた。

「さあ…声を聞かせてくれ、臨也」
「…、…く…っう…ッ…!」
自らが蹂躙している中の熱く絡みつくような感覚に恍惚とした表情でピストンを始める芹沢。
しかし彼が望む甘い声は響く事なく代わりにくぐもった呻きが漏れるばかりだ。

それに焦れた芹沢が臨也の口元に手を伸ばし、隙間から口内へと強引に無骨な指をこじいれる。
「う、あ…っむ、…ンン…」
そうして獣のように激しく腰を打ち付ければようやく芹沢は思った通りの嗚咽混じりの喘ぎを耳にする事が出来た。
「…っふ…うう…ッんぅ…あ…」
いくら無理に声を出させようとも痛みと望まない行為に机下の臨也自身は萎えたままだったが、最早芹沢の目には入っていない。耳に心地よく響く嬌声と夢にまで見た愛しい相手からの締め付けが男の心を酷く高揚させていたからだ。

「臨也…臨也…っく…出すぞ…!」
ついに興奮極まった芹沢が急速に高まった熱を臨也の内へと吐き出す。上がった呼吸を整える中、ようやく終わった事に安堵を覚えかけた臨也は男の次の行動により更なる絶望へと突き落とされた。芹沢が自分自身を挿入したまま臨也の身体を反転させると再び覚めやらぬ激情をぶつけ始めたのだ。
「ひ…っ…ア…!や、め…ッ…」
強引にひっくり返された事により秘所に走る鋭い痛み。一度解放されると思った期待を裏切られた悲愴感は臨也の心を追い詰め、紅い瞳からは雫が落ちた。
「臨也…可愛いな…」
しかし泣きながら懇願する臨也の姿は今の芹沢にとってますます加虐心を煽る材料にしかならず、細い顎を取って嗚咽を漏らす唇に自らのそれを寄せようとする。
「…や…だ…っヤ…」


その時だった


鍵の閉まっているはずの扉が突如ガタガタと揺れたかと思うと数秒後にはその役割を二度と果たせないまでに破壊され、吹き飛ぶ。
普通ならばブルドーザーでも持ち出さない限り見られない光景。
しかしその光景を素手で作り出すことが出来る人物を臨也は一人だけ知っていて、有り得ないとわかっていても祈らずにはいられなかった。

自分が心に思い描く人物ではありませんように、と。





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -