※モブ教師×臨也
無理矢理






形の良い耳朶を確かめるように伝う生ぬるい感触は次第に首筋へと降りていく。感情とは関係なしにぞくりと粟立つ身体に臨也が歯噛みしてみてもその刺激は止むどころかより強くなるばかりだ。

芹沢の手は臨也の瞳と同色のシャツの裾から滑り込み、舌と同様に粘着質に腹部から胸へのラインをなぞった。次第にシャツは捲れ上がり、覗いた隠れた果実に芹沢はたまらずむしゃぶりつく。荒い息と汚らしい水音が室内に響いて臨也は耳から汚されていくような感覚に陥った。

ひとしきり貪って満足したのであろう、教師は興奮と焦りで震える手で臨也のスラックスのベルトを外し、下着ごと引き下ろすと床へと落とす。
現れた色づく臨也自身は未だ反応を見せておらず、それに気付いた芹沢が掌で包み込むようにして刺激を与えてみても萎えたまま。

「ご無沙汰だったから…身体が忘れてしまったんだね。大丈夫、ここに先生のモノが入ればすぐ思い出すさ」
「…ッう……」
何処までも自分に都合の良い解釈しかしない男の指が言葉と共に秘所へと滑り込み、吐き気を感じながら息を詰まらせる臨也。しかし声を出さないことをせめてもの抵抗とした臨也は指と一緒に芹沢の舌がねじ込まれて中を解し終わっても甘い声一つ上げることはなかった。

「臨也は…バックが好きだったね」
(それは汚い面見るのが嫌だったからだよ…)
心中で悪態をつく間に男が引っ掛けたフックから拘束されている腕を外して臨也の痩身を反転させる。
開かれた生身の上半身が完全に乗るような形になり、机のひやりとした感触が心を飛ばしておきたい臨也に嫌でも現状を思い起こさせた。
と、同時に机の冷たさとは対称的なものが秘所に押し付けられるのを感じる。



きっとこれは自業自得ってやつで。今来られたって困るのは目に見えてる。そんなことになったらこの行為の意味がなくなるのだから。
来て欲しい。来て欲しくない。
二つの矛盾した気持ちを抱えて、それでも、その瞬間臨也は思わずにはいられなかったのだ。

(助けて…シ…、…)








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