TFAお題小説4. | ナノ





啄んだら溶けそうになった(メガププ)



本当は、こうやって触れ合うのが好きなのだと目の前のオートボットは呟いた。
それを聞いたメガトロンはふっと笑う。

「まるで人間のような接触が好みか?冷たい金属の肌で体温など伝わらないだろうに、酔狂なものだ」

そう笑いながらもオプティマスの肩に手を置いて優しく傍へ抱き寄せる。引き寄せられるまま、胸元に手を置いて頬を寄せるとまた頭を撫でられて静かにカメラアイを閉じた。

「…でも愛しさは伝わるだろう?」
「反論はしないが、少々物足りないな」
「なら、こうするよ」

顔を上げて不意打ちのようなキス。互いに触れ合う唇からは、確かに熱と甘い痺れのような興奮が伝わって来る。頬を掴んでぐいぐいと攻めてみると、珍しくメガトロンの呻く声が聞こえてブレイン内に弾けるような電流が走った。
柔らかいな舌先で奥まで差し込み、深く絡み合う情熱的なキスに酔い痴れる。高まる興奮を抑え切れず首に両腕を回すと、すぐに腰に手が回った。

「ふっ……ん、ンンッ……」
「その目と顔が良いぞ、オプティマス」
「…メガトロン…」

糸を引きながら離された唇がなんだか名残り惜しく思う。ちゅっと再び軽くキスをしてゆっくりベッドに押し倒した。

(終)

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