与人の嫉妬

与「かーいちょー、最近鶴たんに色目使ってるだろ。鶴たんに手を出そうとしてるだろー?」

麗「山野辺弟落ち着け!ナイフ仕舞え!末っ子に恋色は無い!」

与「はー?鶴たんとよく話してるしー子供の鶴たんまで懐かせてさー水泳の時もさースイカ割りの時だってーねー?」

麗「お前の考えすぎだ!会長と副会長!子供は末っ子からせがまれた!水泳は俺しか教える奴いなかったしスイカ割りもお前達が団結して末っ子が寂しいと」

与「へー。鶴たんが寂しいって会長に言ったんだー?へー。会長にねー。俺じゃなくて会長にねー?」

麗「お前達は幼い頃から知ってるが俺と末っ子は違うからな、少し話が合うだけだ」

与「話がねー」

麗「……そのナイフに付いている血は誰のだ?」

与「血?あぁ、鶴たんのだよー。お仕置きに少しねー」

麗「末っ子はどうした?」

与「部屋でゆっくり眠ってるよーなにー?やっぱり鶴たんに気があるんだー。鶴たんは俺のだからあげない。絶対に。会長、死んで」

麗「っ!」

都「与人君、麗緒を傷つけたら許さないよ。僕、鶴さんを殺しちゃう」

麗「都奈」

与「……」

都「与人君、ナイフ仕舞って。与人君が麗緒を傷つけても鶴たん喜ばないよ。寧ろ与人君の事嫌うと思うな」

麗「都奈の言うとおりだ。弟頭を冷やせ」

都「鶴さん眠っているんでしょ?起きたとき与人君が居た方が良いと思う」

麗「……」

都「起きたとき誰もいなかったら、寂しいよ」

与「ちっ……会長、鶴たんとベタベタしすぎたら次は刺すから。絶対に」

麗「俺は都奈だけだ。末っ子には手を出さねぇよ」

与「鶴たんの可愛さに手を出さないのもどうかと」

麗「お前等兄弟面倒だ。本当に面倒だ」

都「ほら、鶴さんの隣に行って」

与「……頭冷えた。悪かったな会長。俺鶴たんの所に戻る」

麗「そうしてくれ」





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