忘れられないあの感触

輝「歩静、もう無理」

歩「今度はなんだ?」

輝「あの感覚が、忘れられない」

歩「あー…」

輝「切りたくてもこのカッターは刃が無いし、会長が来てからパソコン作業しかしてないし、疼くんだよね」

歩「輝利、何処が疼くんだ?手首?」

輝「カッターを握る手。切りたい」

歩「だったらカッターを握るな。俺の手でも握っとけ」

輝「無理だよ歩静。気持ちが違う」

歩「はい、俺の手で我慢なー。切りつけたい場所は此処か?」

チュ、
手首に赤い痕。ざらつく舌の感触。

輝「歩静、」

歩「他は何処だ?」

麗「お前らイチャつくなら出て行け」





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