次鋒・香取、羽山VS藤馬双子(後編)

響「それに俺が生徒会入ってんのは選出の仕方が問題だし、俺の意思は関係ねーよ」

香「生徒会嫌いー?」

羽(嫌いだったらしてないと思うけど、言わなくていいか)

響「嫌い。ただ、学園の金を掌握してる気分が味わえるのはすげー楽しいけどな」

羽「どこが楽しいんですかっ!」

香「えー、俺は解るよー。掌握に関しては報道部も似たもんだしー学園のお金だよー?」

羽「すいません!俺には理解できません!(コイツ等考えが黒いよ!追いつける気がしない!)」

響「つうか、俺がきっちり把握、掌握してないと会長とか会長とか会長が面白おかしく改ざんしたりするんだよ」

羽「会長さん三回言われるってことは常習犯ですか?!」

香「響さん管理苦労人ポジショーン?」

羽(つうか響さん顔怖いよ密さん無表情だよこの舌戦大丈夫なの?!)

響「常習犯で愉快犯だ。そう、俺超苦労してるからやられたらきっちりその場で三倍返ししてんだよ。…ってかもう無理!密が足らない!」

密「………」

羽「さっ、(三倍返しして)くろ、(苦労人と言えるの?!)たり(足りないって?!)?!(密さんこっち見てる?!)」

香「羽山ー、言い切れて無いよー?」

響「世界一可愛い癒やされる最高密」

密「………羽山、香取」

羽「何でしょうか?!(此処も時雨先輩みたいになるの?なるの?!)」

香「んー?」

密「…嫌な事とか、気になる事とか…言ってくれて構わない………」

響「密好きだー!」

密「……大丈夫、羽山が懸念しているような事には、ならないから」

羽「!(え?大丈夫って…)」

香「ではではー密さん、変貌した響さんに対しての気持ちを百文字以上二百文字以内に答えてくださーい」

密「……いつも通りだから、特には何も」

響「密、百文字以上二百文字以内!つっても、密は口下手だしそもそもの気持ちが…だから無理なものは無理だ」

密「…香取、ごめんね。羽山、何?」

羽「あ、いえ、何でも無い、で……うおわ?!」

香「あー、手離れちゃたー」

羽「俺、いつから香取の手を握って…ちょっ、密さん!香取の頭撫ですぎて髪が乱れてる!」

響「香取今お前すげーイケメン。無造作具合とかかなり神がかってる。密に撫でられたんだから有り難く思えよ羨ましい」

密「………羽山はしょうがない子だね」

香「イケメンー?本当にー?」

羽「いや、寝癖と変わらないから!…密さん、どういう意味ですか?」

響「ほんとほんと、イケメン羨ましい」

密「…警戒してる猫みたい」

香「響さんは撫でる側でなかなかして貰えなかっりー?」

羽「ひ、密さん?!」

響「ちっ、二人っきりの時して貰ってるからいいもん別に!そもそも密は人の気持ちに非常に敏感だから、香取の影に隠れて百面相してる羽山が気になってたんだよ」

密「………」

響「香取はよくフォローして羽山の事考えてんなとか羽山に怯えたり驚くだけじゃなくて、楽しんで欲しいんだよ」

羽「あ、あの、気持ちは嬉しいですけど、コレは逆に緊張して、困ります…」

香「密さーん、羽山もう少しで落ちますよー色んな意味でー」

羽「密さん、すいませんが離れて下さい」

密「………うん」

響「よーし、いい感じに話がまとまったところで飯食いにいくぞ!腹減った」

香「もーそんな時間ー?」

羽「こんな舌戦で良いのか?……あ!」

香「羽山の腹が鳴ったー!」

響「密は何食う?」

密「………デカ盛り」

響「ほら、さっさと行くぞ!」

羽「俺達も良いんですか?!」

香「羽山ー行こー、密さんと同じの頼んで響さんに奢って貰おー!」

羽「いや、駄目だろ!ちょっ、待って!歩くの早い!」


4人退室によりこの勝負引き分け…?





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