いいえ、下心ですよ







「遥さん、お疲れ様です」











後夜祭へとなり、皆が移動する中
自分の仕事に勤しむ遥さんに声を掛ける。









『黒子くん、ありがと』








少し驚いたようにしたけれど
すぐ笑顔になった。










『黒子くんは行かなくて良いの?』








「遥さんが終わるまで待ってます」








と言うと、黒子くんは優しいよね。と
また柔らかく笑う。













「いいえ、下心ですよ」








歩み寄り、遥さんの手を取る。




















「遥さんを独り占めにしたいです」








お疲れ様です。と額にキスした。















end




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