どれだけ心配したと思ってんだ

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『花宮くん』












ずっと探してた当人が笑顔で駆け寄ってくる。









「バァカ！どれだけ心配したと思ってんだ」









『え？ごめんね？』








なんでだろ？と小首を傾げる栗宮。








「良いからまわんぞ」








小さくて白い手を取り、歩き出す。








『花宮くん、まだ怒ってるの？』








今度は不安そうに訊いてくるので
くしゃっと頭を撫でた。

















「もう気にすんな。栗宮は…隣で笑ってりゃー良いんだよ」











end

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