伊月俊
『俊さん、ご飯できましたよー』
「もう少し待っててくれるかな」
キタコレ!とネタ帳にメモしていく。
センスの無さにクールでかっこいい見た目で
ギャップの差が激しいピン芸人として売れ出した彼。
「いつもありがとう 遥。
今度新番組の司会が決まったんだ」
嬉しそうにする彼に こちらも笑顔になる。
彼が収録でいない日、録画していた番組を観る。
「こいつの嫁さん、めっちゃ可愛いんすよ!」
先輩芸人達にいじられながら
彼は嬉しそうに私のことを話していた。
「売れてない時からずっと支えてもらってて…今の俺がいるのは奥さんのおかげです」
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