顔真っ赤にして否定されても









「遥ちゃん、今一人?」






部活前の体育館。






真面目なマネージャーちゃんが
もう準備を始めていた。







「ワシと二人きりになりたかったりしてなぁ」






と笑顔で言うと







『ち、違いますっ』







と首を横に振る。







そんな、







「顔真っ赤にして否定されてもなぁ」







髪を掬い
キスを落とす。








「えぇな、その顔。好きやで」








これ以上にないくらい
恥ずかしそうにした遥ちゃんが
可愛くて

ついつい意地悪したなるわぁ。












end











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