澄んだ声に、(恋をした)









『栗宮遥です。よろしくお願いします』






新入部員の中に女の子が一人。






マネージャーとして選ばれ
入ることになったようだ。






彼女の
澄んだ声に、(恋をした)








「遥ちゃんだっけ?俺、高尾和成っての よろしく」






自分でも珍しいくらいに
緊張しつつも平静を装って笑顔を向けると
彼女も笑顔を向けてくれた。










澄んだ声で 瞳で
俺を呼んで 見つめて欲しい。













そう強く願った。









end

















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