俺を困らせたいとしか思えないな








「遥ちゃん、今日も可愛いね」







と言うと恥ずかしそうにする
物静かなマネージャー。








ほら、その顔がもう…








「俺を困らせたいとしか思えないな」








そっと彼女の頬に手を添える。









今度は少し驚きながらも
小首を傾げるものだから








髪にキスをした。









『っ…先輩、嫌い』







と一言言って 踵を返した。










そんな冷たい彼女も好きだから
明日も明後日も声をかけ続けよう。










彼女が
笑顔を向けてくれるまで。











end





















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