大人の味 | ナノ
バレンタインキッスネタです。
※ちょこっと注意。






天気の良い中、ユウジ先輩と俺は屋上で昼食を済ませようとしていた。
「シャラララン、スッテキニキ〜ィス♪」
先輩は唐揚げを飲み込み、何故か急にうたいだした。
バレンタインキッスやな....この曲。
「先輩、急にどうしたんすか...」
「いや、何か急に歌いとうなっただけや」
「そっすか...」
まあ、予想がついていた返答や。
俺はため息をつき、食事にもどる。
「光......」
「何すか?」
「大人の味って、どんな味や?」
...何を言い出すかと思えば...。
ユウジ先輩はいつもくだらん事を知りたがる...。
「くだらんっすわ。大人の味なんて大人になったら分かればええやないですか。」
「えー、今知りたいねん。なぁ、知ってるんやたら教えてや〜」
「......」
大人の味...。
俺かてまだ中2。
大人の味なんて知らんわ。
何か面倒いな〜....。
その時、ピーンと思い付いた。
「ええっすよ、教えたります」
「ホンマか?!」
嬉しそうに目を輝かせる先輩。
あぁ、何て純粋な眼差し。
「ええ、ホンマっす」
「おー、やったわ〜!おおき...ん?!」
俺は口にしていた善哉を飲み込み、先輩の胸ぐらを掴み引っ張り、唇を重ねた。
長く唇を合わせているせいで先輩は息が苦しいのか、胸をトントン叩いてくる。
俺はそれを御構い無しにさらに手を先輩頭に当て、もっと深く口付ける。
「ちょ...ざいぜ....ふぁあっ」
先輩が口を開いたので、口に舌を入れる。
舌を絡ませてくちゅくちゅイヤラシイ音をたてて長く、深くキスをする。
ちゅーっと舌を吸ってやると先輩はビクビクっと反応する。
「ふぁ、あ...ん、ざいぜ、ん......あ、やめ....っ」
先輩が眉を寄せ、苦しそうにしていたので、そろそろと口を離す。
はぁ、はぁ、と息を整えている先輩の顔はトロンとしていて、エロい。
そそるわぁ、その顔。
「どうでしたか、大人の味っちゅーやつは」
「どどどどどどどど、どうやないわ!ぜぜ、善哉の味しかせんかったわ!」
「......」
何だそれ。
「も、もう...どないしてくれんねん...」
「?......あ」
先輩、勃っとる....。
先程のキスで感じたのか先輩のアレは少しだけ勃っていた。
少しちゃーてもこれじゃあ教室にもどれへんな。
「先輩、もっと大人の味ってやつ、味わってみませんか?」
「は、はぁ?」
俺は先輩を押し倒した。
先輩は相変わらずの赤面で動揺している。
「ちょ、まだ次授業あるやん」
「大丈夫、すぐ終わるっすよ、終わんなくても次サボればええやないですか」
「いや、あかんやろ」
「でも、いいんすか?先輩、勃っ「わーーーーーーーーー!!!!!!」」
「五月蝿いっすわ...」
先輩は先程までの赤面をもっと赤くした。
「恥ずいから言うなや....」
「...まあ、何でもええっすわ」
と俺は言って先輩のズボンに手をつけた。









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結論。大人の味は善哉味。byユウジ




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