「どうかしましたかなまえさん！そんなに見つめられたら、僕穴あいちゃいます」
「ふぇ？！あ、ご、ごめんね！気にしないで！」
「…はい、わかりました！」


あーあー、そんな顔赤らめて僕の顔見つめちゃってよォ！そんなになまえちゃんは"真月零"が大好きなんですか！僕は嬉しいです！僕はね！
オレは嬉しかねぇよ。こんな、ヘタレでデュエルも弱い、如何にもいい人どまりなお人好しの何処がいいっていうんだ。馬鹿か、この女は。僕はオレが創りだしたキャラ設定にしかすぎないっていうのに、キャラ設定の"真月零"に負けるなんて、あるはずが、


「真月くん」
「はい！なんでしょう？」
「好きだよ」


あるはずが、ない。