ツバサ WoRLD CHRoNiCLE ニライカナイ編 Chapitre.18 決着
2016/02/26 01:35

マガスペ表紙は和風小狼ふたり、センターカラーはニライカナイ編の小狼ふたり。
黒鋼、ファイ、モコナにも聞こえた、小狼の声。明らかな異変に、黒鋼は激昂します。
魔力を荒げさせていた小狼を、もうひとりの小狼が宥めます。そうして、微笑んで、力尽きる小狼。
最も戦いたくないものと、その全てを用いて闘う。そうして勝つことが、ユタとして『神の力』を使える条件。ユタである小狼がその条件を満たしたので、ついに『神の力』が発動します。が、御嶽が時を止めてしまいます。小狼が持ち込んだのは、穢(ケガレ)。番人である孔雀に見逃された、四月一日から受け取ったものの一つ、呪いを受けたマスコットは穢そのもの。今、止めた時を動かせば、穢が広がり、御嶽は斎場としての神聖性を失う。御嶽を穢したユタにこのまま『神の力』を使わせる事は出来ない、と言い放つ御嶽ですが、御嶽の意志を凌駕する小狼の意志が、魂を生者のニライカナイに還すことを選び、御嶽は小狼を滅しようとします。その時、大量の水が溢れて御嶽を壊し、小狼を救います。
倒れている小狼。抱きしめていたはずの小狼は消えていて、孔雀が現れます。小狼達の選択と行動を見てみたかった、と言う孔雀。時が止まり、時間が流れない夢の中のようになっていた御嶽に、夢を伝って水を運びこんだのは、サクラと姫神。かなりの無茶をしたようですが、それでも小狼を助けたかった。
そろそろ起きてあげないと、と小狼を促す孔雀。いつ目覚めるかわからないひとを、ずっと待つのは、……辛いから。そう、孔雀は言いました。

次号、ニライカナイ編最終回です。



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