ツバサ WoRLD CHRoNiCLE ニライカナイ編 Chapitre.17 全ての力を用いて
2016/01/24 21:09

扉絵は小狼と小狼、背中合わせのふたり。
神樹に攻撃を続ける黒鋼。でも、やっぱり、攻撃は弾かれてしまいます。ファイの魔法も神樹には通じないのだと、ファイ自身が分かってしまう。小狼を、待つことしか出来ない。
小狼達の戦闘力は互角、けれど、それでは決着が見えてこない。小狼が術を使えば……でも、眼前にいる小狼は『何時(いつ)』の小狼なんだ、『魔力』を持っていた時の小狼なのか、と躊躇う小狼。何時だとしても、持てる全てで戦わなければ終わらない、と言う小狼に、雷帝招来を放つ小狼。術を喰らい、傷を負った小狼は、どんな結末になっても、誰がどう思おうとも、おれは信じる、選んだ道は……正しいと!! と叫び、小狼は泣きながら術を放ちます。
倒れる小狼を抱きしめ、ぼろぼろと涙を流す小狼。そんな小狼に、『神の力』は? と問う女の子。ひたむきな願いが小狼を傷つけ、小狼は女の子を睨みつけます。もういいだろう、と、『神の力』の行使を望む小狼ですが、御嶽はそれを拒否。呼んだものはまだ戦える、と。戦えるわけないだろう!! と声を荒げる小狼。どうすれば勝ったと認めるんだ、と問う小狼に、御嶽は、その存在が消えるまで、と答えます。それを聞いた小狼は、憎悪や憤怒や悲痛、そういった感情が綯い交ぜになったような表情。
小狼は小狼を抱きしめたまま、叫びながら、魔力を荒げさせます。次号に続く。

次号はマガスペ表紙&センターカラーです。



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