ツバサ WoRLD CHRoNiCLE ニライカナイ編 Chapitre.15 迫られる選択
2015/11/21 23:22

扉絵は、モコナとモコナ。
『神の力』を使う為には、ユタが最も欲するものと戦い、勝たなければならない。『神の力』を持つものは『ひとの心を持ってはならぬ』から。『神の力』を使いたければ、小狼は小狼と戦わなければなりません。動揺する小狼は、それでも、光明を見出そうとします。小狼も生まれ変われるのか、と。それは御嶽にあっさりと否定されてしまいます。ユタとして選ばれた小狼に授けられた力、ニライカナイの『神の力』は、小狼には届かない。
いやだ、と言う小狼。まだ戦うなんて……いやだ!! と叫ぶ小狼。では、死者を還さないことを選ぶか、と御嶽。ふたつのニライカナイが融け合って『根の国』になれば、黒鋼とファイとモコナも巻き込むことになる。御嶽はシステマチックで、そこに感情は見られず、ユタに選択を委ねて、ユタが選んだ方を実行するだけ。
葛藤する小狼。次号に続く。

いつか小狼に現身を渡せるかもしれないという希望、共に存在出来る世界を探すことは、果ての見えない旅の中での光みたいなものだったのでは、と思っています。その、残されていたわずかな望みすら、小狼は自分自身で潰さなければならないかもしれない。小狼に逢いたい、という願いは、こんな形で叶えられてしまいました。
今回は、見ていて辛かったです……。



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