喉元を抑えても(罪で滲む汗は止まらない)
息の仕方を忘れてしまいそうで
貴方と私の時間軸の違い
灰花
不甲斐ないや

紅く燃える背景と(小さな少女は同化した)
二つになれば、
時計が急かす
行方のないこの色情
貴方は笑っていましたね

言いたいことなど、(無理やり飲み込んださ)
解け出した極彩色の目玉
カリブーは呑気にヘラヘラと(異国へ逃げ出した)
魚の瞳は酷く濁って、(罪を無言で問いかけてくる)
しょうがないじゃない、

言葉さえも、(街を汚す灰)
愛してるよの言葉さえも、(貴方を汚してしまうの?)
歪んで見えるよ、
終わりなど来なければよかったのに、
ああ、行かないで!

愛してるよ、ビビ




米津玄師――vivi


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