君がいないなら
名前も姿もいらない
虚弱体質
懐かしい夕焼け
銀座で殺し合い

まるで夢のようね
殺してしまえ
そうだろう
もう何も要らぬ
錦染

たのしい森のおわり
二人だけの結婚会場
黒いリボン
神様が教えてくれたんだ
楽しく踊って、疲れて死んで

君と僕が一緒になって
かき回されて、ぐちゃぐちゃに
プリン色に染まった
イチゴ色のほっぺ
静かに頬に触れた

生まれ変わって幸せに
来世にでも期待してやるよ
どんな偉人でも(今となっては宇宙の塵)
棺の奥へ葬り去ってやる！(俺の黒歴史を！)
例えばはもういらない

水葬されたウエディングドレス
どっちがどっち！？
恋は盲目なのですよ
始まりの尻尾
好きを止めたらもっと辛くなるじゃない

終わりはいつ始まるんだろう？
好きだよ(そういった瞬間の、胸の高鳴りが)
僕弱いから死んじゃうよ
これはお遊びじゃない
頭隠して尻尾隠さず

灰色の残滓
僕に欠如した部分など無い
全部……分かっちゃった……
手から落ちる硝子は罅割れた
色がついた、

「世界はこんなに綺麗なの？」
「薄汚れてる、全部が」
「大嫌いなの」
「神様を信じるかい？」
「君の虚言症にはうんざりするよ」

それと同時に、惚れぼれとも、ね。
行き場が無くなった大人しい女の子
さようなら
エンドロールで泣いていた
不器用な花飾り

セピア色の恋人達の写真
恋人の心拍数
孔雀の羽根
狂った彩色
偏食家は殺された


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