ふと冷静に考えれば
案外すぐ近くに
答えがあるのかも知れない









『ごめんね幽助!コエンマ様に呼ばれてるの;多分帰って来るのは明日になるわ。』



『悪いな浦飯、おらぁこれから大事な用があんだよ!お前にはかまっとらんねぇ。』



『…俺はこれから魔界に帰って修行する。』









「…っだー!!!何だよ!せっかくの休みだってのに皆用事があるとかで俺の誘い断りやがって!!」


「なるほど、それでオレの家に押しかけてきたのか…。」


魔界からの任務も無く、せっかくの休日を満喫しようと幽助は皆を誘ったのだが、ことごとくひられ。今に至る。仕方なく蔵馬家に押しかけてきた幽助だが、蔵馬も会社のレポートだとかとりあえず面倒そうなものをやっていて、とても遊べそうになかった。



「なぁ、蔵馬。」


「なんだい?幽助。」


「これからどっか行かねぇか?」


「ん〜とりあえずこれが終わってからね。」


「〜っ……たっく…何でこう…偶然重なりすぎだろ…だいたい…。」


「コラコラ愚痴らない;」


「クソーこうなったら…とう!!」

「あ!?コラ!!幽助やめろ;」


幽助は蔵馬のベッドにダイブしたと思うと、ベッドの上で暴れだした。


「幽助コラ!いつも綺麗にしてあるんだから止めろ;」


「いつもってお前は女か!!あぁん!?」


「オレは綺麗好きなんだよ;」


「んなこと知るかぁ!!」



ジタバタ



(幽助完全に逆ギレしてるよ;)



ベッドの上で暴れている幽助を尻目に蔵馬は残りの仕事を片付けに入った。



(まったく幽助は変わらないな…初めてあった頃のまんまだ。…ん?確か幽助、今日何も用事が無いって言ってたな…だったらゲームセンターとか、魔界から帰ってきたばっかりだし、色々と見てくればいいのに。…何で…オレの所に…)





いつも単純で
物事考えない君は
時々オレを悩ませる
思いもよらない事を
したと思ったら
たまたまだと言う君が
オレはとても好きだった
この気持ちに気が付くのに
そんなに時間はかからなかった
君の隣で
笑い
話し
戦い
君のそばにいるだけで
共にすごしただけで
この気持ちは
明確な物へと変わっていった



(もし…オレが幽助に、どうしてオレの所にきたの…ってきいたら…)


君は気まぐれで



(幽助は…偶然だって言うのかな…?)


物事を考えない



(……それとも)


だけど時々



「幽助。」


「ん〜?」


「どうして…オレの所にきたの?」






「!?…そ、れは……」






思いもよらない行動をおこす




「お…お前に会いたかったからだよ…」








「…ハハ」


「な、何だよ!!可笑しいかよ!?」


「いやそうじゃなくて…幽助が僕のためにきてくれた事がすっごく嬉しくて…」


「!…お、おぅ……」



蔵馬は机に向かうのを止めて、ベッドの上で寝っ転がっている幽助のそばにいった。


「し、仕事しなくていいのかよ?」


「ああ、気が変わってね」


「ふ…ふぅ〜ん」



ギシ…



「ねぇ、幽助」


蔵馬は寝っ転がっている幽助に覆い被さる体制をとった。


「ぅぁ…ハイ……」















「大好き。」














「!!…………俺も」





君のそばにいたら
どんなに試行錯誤しても
全て君への思いに
変わってしまう
そのたびにオレは
こんなにも君が好きなんだと
愛しいんだと
実感する
それが心地よくて
オレはいつも
君の事を考えているよ
いつも驚かせられて
ばっかりだから



今度はオレが君を驚かせてあげる
とびっきりのサプライズを用意してね










END






随分前にハマって書いてた奴
ずっと携帯のメール下書きのとこに
おきっぱだったんで
可哀想だからupしてみた



なんとも駄作な…




お恥ずかしい






 top



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -