>>あらすじ とある軍人が目を覚ますと、そこは異形の村だった。 人間の頭をしていない、化け物だらけの村だった。 ――戦争で頭がおかしくなってしまったのだ。 ――早く目を覚まさなければ。 ――そうしたらきっと本部から助けがくるから。 そう言い聞かせ、軍人が鏡を見ると、自分もその異形に成り果てていた。 「ようこそ、ハッピーヴィレッジへ!」 >>設定 ハッピーヴィレッジはあの世とこの世の境目に存在する異形の村。 村人はすべて異形頭である。 入村の条件は四つ。 その一、この世とさよならしていること その二、この世に未練のある何かがあること その三、その未練が常軌を逸して強いこと その四、この世での“頭”とばいばいすること 入村すれば生前の記憶は段々薄れていきます。 村での生活は楽しいです。 楽しくて、楽しくて、ずうっとここで暮らしていたいですね。 |