あーダメだ
イライラする!





教室の窓際の一番後ろの席の俺の彼女
どうやら隣の席のやつと仲良さげに話してる


しかも近い。
2人の距離が近すぎる!



まるでそう、あれだ
恋人同士みてえーに見える



くそー俺という彼氏がいながら
少しイライラしていると



「よお、ブンちゃん」



聞き覚えのある声に振り向くと仁王がいた




「んだよ」


「おうおう。相当キレてるのお」


「……。」


「図星かのお」



なんだよ。仁王までくそう!


「あれ、じゃろ?」


そう言って仁王は俺の彼女こと美夜と隣の席の田中を指した
まだ2人は話してやがる


「そうだよ、わりぃかよ」



キリッと仁王を睨むとなんか仁王がにやにやしてた


「1ついいこと教えてやる」


そう言って仁王がまた向こうを指した


「なっ!!!!」



指された先はまたあの2人
しかもよりによって田中が美夜の髪の毛を指に絡ませ
匂いを嗅いでいる



「田中、あいつ美夜のこと好いとるみたいぜよ」



更に、仁王の言葉
俺のいらいらMax。



俺は自分の席を立ち一番後ろの窓際の席までズカズカ歩いて行った


「おい。」


そして目の前にいる美夜に話しかけた


「まま、まるいくん!どうしたの?」


驚いている美夜の手を掴み教室を出た
そして階段の隅に美夜を連れていき顔の横に手をついた







丸井くんにいきなり腕を引っ張られて
人気のない階段の隅に来た
目の前は丸井くん、背中は壁
顔の横は丸井くんの腕という逃げられない状況にいる



しかも、なんか丸井くんが怒ってる気がする


「ま、丸井くん?」

「あ?なんだよ」

ああ...やっぱり怒ってる....!


「教室戻った方が...「ああ?」


私の話を遮ってしかも丸井くんの顔が近づいた


「美夜はさ、誰の彼女なわけ?」


顔が近いまま丸井くんが聞いてきた


「え?」


「誰の彼女?」


「ま、るいくん」


「ん、だよな?」


そう言うと、丸井くんは私にキスをした


「なっ!!誰か来ちゃうからダメだよ」


「んー大丈夫だって」


「え、いやでも...」



抵抗するけど丸井くんは
私のブラウスのボタンを3つはずし終えていた
そして首もとに唇を落とす



「んっ…」


チクッ

痛みを感じて首もとを見ると赤い点


「なに、これ」

「美夜が俺のだって印」

「こんな所じゃ見えちゃうよ」


私はどうにか隠そうとYシャツをいじくっていると


「何で隠すわけ?」


丸井くんが聞いてきた



「なんでって…」


「田中のこと好きなの?」


「何言って「じゃあ何で仲良くするんだよ」



私が声を発する暇もなく
丸井くんは私のYシャツの襟を掴んだ
うう、殴られるのかな


目をぎゅっと瞑った



「んっ…」



しかし、頬に痛みなど感じなくて
唇に感じる優しい感触




「ま、るいくん…?」


「美夜は俺のなんだよ」


そう言って私をぎゅっと抱きしめた
よくわからないけど
なんか丸井くんが可愛く思えてきて


「クス。」

笑っちゃった


「何、笑ってんだよ」


ムスッとしている丸井くん
そんな丸井くんがまた可愛くて


ちゅっ


ほっぺにキスをした


「私は、丸井くんだけが大好きです。丸井くんは誰が好きですか?」






私の名前と共に何回目になるのかわからない
キスを落とされたのは数秒後。









好きだからキス
(丸井くんヤキモチ?)(う、うるせー)((可愛い...))






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ブンちゃん夢でした^^
可愛いブンちゃんをだせたらなーと思い書きました。



2013.05.31




























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